工事会社は倒産しない！は本当か

瑕疵保険の営業をしていた時、

修繕工事に関し、いくつか疑問がありました。

「倒産しない工事会社を選んでいるから瑕疵保険は必要ない！」

これも管理組合理事長の言葉です。

かなり興奮していましたー－！

倒産しない工事会社って本当？

確かに、理事長がおっしゃるとおり、

その管理組合では、

管理会社、設計事務所のサポートをうけて

修繕工事を進めてきました。

そして、いよいよ施工業者選定の時が

会社の歴史、工事実績、加盟団体、過去3か年の経営状況など、

詳しくチェックもしたようです。

「そこまでして絞り込んだ工事会社が倒産するはずがない！」

は、本当でしょうか？

通常工事完了後、１０年間は工事会社の保証はあります。

「つまり、１０年間は倒産しない！」と自信があるようです。

新型コロナウィルス、ウクライナ侵攻等による

物価上昇、原材料の不足、ウッドショック、歴史的円高・・・

と、経済をゆるがす要因は多岐にわたります。

また、そんな中で

大企業が内部告発から

社会的信用の失墜により経営不振に追い込まれたり、

大企業であっても

盤石な会社は存在しない、と経済評論家は

解説していますが、嘘なのでしょうか！？

ちなみに、

私が勤めていた売上３００億円の会社は

ある日、破産となりました。

ジャスダック上場もしていたのに。。。

公共性の高い事業だからこそ、ちゃんとした手順で進めて欲しい！

マンションの大規模修繕工事は

区分所有者が組織する管理組合が数円万円～数億円もの

大金を支払う公共的な要素の強い事業です。

一部の管理組合役員の主観や、

経営分析が適正にできる資格のない管理会社、設計事務所の

アドバイスを信用して、工事会社の与信判断をするのは

間違っていると思いませんか？

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