NHKクロ現「空き家を売りたい買いたいそんな時どうする？」

放送を見て、空き家対策に期待あり！

コロナ禍で浸透しているテレワークによって、

低価格で生活できる住まいを求める人が増えています。

それにより郊外の空き家への需要が高まっています。

一方で、戸建を中心に空き家の処分に悩んでいる所有者は多く、

空き家を求める側と、売却など処分したい所有者側の

マッチングが上手くいけば、今後の空き家対策に

期待ができるかもしれない、という内容でした！

空き家（戸建）の投資事業

築40～50年の空き家を安く購入し、

内装などをリフォームして賃貸戸建として貸し出します。

低価格、高利回りと、低金利時代の投資商品として

人気が出ているようです。

また、そういった不動産ビジネスを展開し始めている

不動産業者も増えているようです。

注意も必要！

しかし、築年数40～50年の戸建は、建築基準法の

新耐震基準を満たしていない可能性が高く、

耐震性能、防水性能の面でリスクのある住居ともいえます。

そこで、空き家を買いたいと思ったら、どうすればいいか！？

空き家問題などを含めた不動産について、40年以上取材をしてきた

編集者の中川寛子（なかがわひろこ）さんにいろいろ聞いた内容があります。

空き家を買う前に考えるべきこと

検討物件が本当に安いのか！？安全に住めるのか！？

プロに安全性を見てもらうべきとのこと。

しかし、このプロを探すのが難しいため、

実際に空き家の改修実績があるとか、

工務店や不動産会社のホームページからリノベーション実績のある会社を選ぶなど、おススメしています。

どうやって空き家を探すのか

大手不動産会社ホームページや住宅ポータルサイトで築年数が40～50年の物件を探すのもありだと思います。

また、物件数が豊富な空き家バンクもおススメしています。

↓　↓　↓

https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/sosei_const_tk3_000131.html

他にも、空き家について勉強やネットワークづくりをおススメしています。

やはり、付け焼刃ではなく、十分な勉強や情報収集をして、

空き家を見る目を養うことが、遠回りなようで一番正しい方法のように思います。

これは、買う場合だけでなく、安い空き家を借りたいという場合でも同じです。

安全に住めること、適正な価格、リフォーム工事・金額など、

意外と難しいものです。

放送では、不動産に精通している会社が費用を工面して、

古い空き家を取得後、リフォームを行い、

安い賃料で、単身高齢者や外国人に貸し出し、

賃貸住宅が借りにくい人たちの救済につながる仕組みが拡大傾向で、

その会社のネットワークも広がりつつあり、

空き家の有効活用化が進んでいて高評価されていました！

前記の投資事業だけでななく、

こういった社会インフラ整備の側面でも

期待が広まっているとのことでした。

既存マンション・団地等でも真似できるのでは！？

このような戸建て空き家の有効活用ができるなら

老朽化したマンションの専有部分（１住戸）の空き家活用も

可能ではないでしょうか。

もちろん、区分所有建物なので、

旧耐震基準の構造を一人だけで改修することは

できませんから、耐震性能や防水性能は十分な調査は必要です。

それらに問題がないようであれば、

給排水管を含めて、設備、内装のリフォームを行い

低価格の賃料で貸し出すこともできるのではないでしょうか。

いずれにしても注意は必要です！

前記のとおりマンションは個人が自由に改修したり、

検査確認できないことが多いため、

方針を説明し、管理組合にも協力をしてもらう必要があるかもしれません。

耐震性能、防水性能、各種設備、給排水管路の状態（専有部分、共用部分）など

特に共用部分の状態の見極めや管理組合と一体の改修、メンテナンスの実施が

必要な点で、大がかりになることも否めません。

管理組合は、そういった個別の問題は、結果としてマンション・団地全体の利益に

つながることを踏まえ、共用部の劣化調査、改修などに積極的に

臨んでいただきたいと思います。

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