こんにちは!事務所が渋谷の渋谷貴博です。
建設業の倒産が14年ぶりに増加!!
コロナ禍と資材高騰により、ゼネコンの採算悪化が
顕在化してきました。
中小建設業者を中心に新型コロナ倒産が増え、
今年上半期の建設業の倒産件数は
14年ぶりに増加しました。
7割が減益
主要上場ゼネコン53社のうち、
減益は37社で7割も占めています。
一方で売上は増収している会社が多いのです。
これは、資材高騰による価格転嫁により
受注高が上昇しただけで、喜べる状況ではありません。
売上増収でも喜べない
このように原価の上昇分を価格転嫁して
増収につながったゼネコンの実態は
数字に見えないもろさも見え隠れしています。
コロナ融資が返済できない
コロナの影響を受けた建設業者は、
政府のコロナ関連融資のうち、
実質無利子・無担保融資(ゼロ・ゼロ融資)で
資金繰りを維持してきた企業も多いです。
しかし、ここにきて返済据え置き期間が終わりを
迎え、返済資金を捻出できない企業が事業継続を
あきらめるケースが増えているというもの。
コロナ禍で、リニューアル工事等の着工が先送りに
なり、資金のやりくりが狂ってしまう企業は非常に
厳しい状況に追い詰められています。
経営悪化は連鎖する!!
建設業界は大手・元請業者を頂点に、
重層的な下請け構造で成り立っています。
上位企業の業績が悪化すると、
そのしわ寄せは、下請け、孫請け、ひ孫請けへと広がり
さらに、関連する資材納入業者や、建築現場近くの
飲食店など様々な業種へ広がる裾野の広い構造があります。
再び感染者が急増している中で、
どうやって経営状況を回復させて行くのか!?
これは、建設業だけではなく、
多くの業種で起こっている問題で、
日本経済全体に潜む「真っ暗な闇」と
言えます。
明日は我が身、自己防衛を!!
もはや対岸の火事とは言えないこの窮状に、
私たちは自分で身を守らなければ
自らの生活も破綻しかねません。
会社を信じる、取引先を信じるなど
他力本願な生き方は今すぐやめて、
新型コロナ倒産対策(転職や事業転換)、
コロナ感染対策、地震や水災などの防災対策、
ウクライナ侵攻等で影響を受けた各種値上げによる
生活資金対策etc・・・
自分でできることは、
全て対策を試みましょう!
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渋谷貴博(しぶや たかひろ)
マンションあんしんセンター(MAC)
https://mass.liblo.jp/
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