こんにちは!事務所が渋谷の渋谷貴博です。
管理組合や居住者は注意!保険 · 保証はトラブルが多い!
日経新聞記事「金融庁、保険代理店にメス」
· 説明不足など苦情高まり
生命保険、損害保険の保険代理店が、
保険申込みするお客様に対し、
保険の内容等について、説明が不足している。
それによりお客様が、
いざ保険金請求をする時になって、
保険金支払いの条件を満たしていないなどで、
保険金を受領できないトラブルがあるという。
そこで、金融庁は財務局と連携し、
保険代理店への聞き取り回数を大幅に増やすほか、
保険各社に代理店管理の強化を求めることになります。
保険代理店の動向に目を光らせ、
「顧客保護の徹底」を図る狙いだそうです。
保険・保証内容をしっかり説明しなければいけない!
マンション管理組合の場合は、
◼️管理組合が保険契約者となる「マンション火災保険」が最も身近な保険だと思います。
・「この保険会社の商品」が自分たち管理組合にとって最適な商品なのか、他の保険会社の商品は確認したのか
・保険金が支払われる場合、支払われない場合の説明をうけたか
・免責金額等について説明をうけたか
・特約の有無や、付保したほうがメリットが有る、無いなどアドバイスをうけたか
etc・・・
◼️管理組合ではなく、施工業者が、管理組合や事故の被害者への損害賠償責任をはたすために資力確保をするものとして、
「大規模修繕工事」関係の保険·保証制度があります。
火災保険のように詳しく説明されているか?
・施工業者の工事保証(自社や下請け、メーカーが連盟で保証する慣習が多い)
・工事中の事故、工事後の事故を起こした時に備える保険(請負業者賠償責任保険、生産物賠償責任保険)
・工事中に施工業者が倒産した場合に、工事完了までを保証する「工事完成保証制度」(これは業界独自の保証制度のようですが、詳細はわかりません)
※同業者が「連帯保証」する方法もあるようです。この辺は万が一に備えて詳しく確認しましょう。
・工事完了後に、瑕疵・不具合が発生した場合に補修費用等を保険金請求し、瑕疵補修をしっかり行ってもらう保険(大規模修繕工事瑕疵保険)
などなど、
これらは、万が一の事故や倒産、瑕疵などが発生した場合に、
施工しているが、被害者に損害賠償責任をはたす、または瑕疵·不具合の補修対応を行うために、保険金支払いを受ける、とても大切な制度です。
一方で、管理組合にとっては、保険契約約款などは、
とても細かい字で書かれているため、積極的に理解するのは、難しいかもしれません。
※工事契約における施工業者の工事保証などは、非常に簡便に表現されています。
・工事保証する場合、しない場合
・金銭保証なのか、役務保証なのか
その他、保険約款のように、詳細まで記載がないものが少なくありません。
つまり、非常にあいまいな保証内容の標記につ
ている可能性があるのです。
だからこそ、工事会社には、各種保険・保証制度への加入をしてもらい、
資力確保をしてもらうことが管理組合にとって必要だと考えます。
その時は、保険代理店(専門会社や管理会社)、施工業者などは、しっかり説明し、
管理組合に理解をしてもらわなければいけないのです。
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渋谷貴博(しぶや たかひろ)
マンションあんしんセンター(MAC)
https://mass.liblo.jp/
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