マンション管理組合・参考情報をお届けします。
「EV充電設備無料で設置」
※当コラムの内容は、マンション管理新聞の記事を参考にしています。
テラモーターズ（本社東京）は、3月29日、4月から国内の電気自動車（EV）充電事業に参入すると発表しました。
平置駐車場がある既存マンションを対象に、無料で充電設備を設置します。
4月1日に開始したのは「Terra Charge」と名付けたEV充電サービスです。
充電設備の設置に加え、
充電時間の設定や料金決済を行う専用アプリ、
管理クラウド、管理組合への説明などで構成するものです。
充電に関しては、
基本的にEVコンセントの設置を予定していますが、
機種代、設置工事費など設備導入にかかるコストは
テラモータースが負担するため、
管理組合は無料で設備導入ができる、というものです。
導入後の機器の管理も同社が行います
同社は、これら初期投資費用を、
利用者費用から回収する計画です。
利用者がEV充電時に支払う電気料金に
サービス料を上乗せする仕組みです。
同社によれば、充電サービスの1時間の利用料は150～200円を想定しています。
EV充電の電気料金支払いの流れは、以下のとおりです。
①住民1台のEV充電の利用料金は、利用した住民がテラモータースへ支払う（専用アプリ決済）
②その利用料金からテラモータースが自社利益を差し引いて、電気料金相当額を管理組合に納めます。
③テラモータースから受け取った電気料金相当額は、管理組合が電気会社に支払います。
今後同社は機械式駐車場への設置も進めて行くとのこと。
以上
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マンションへのEV充電設備サービスの話題は、
最近急増していますね。
新築マンションでも最初から駐車場に設置するという企画もあります。
私の考え方としては、
まだ管理組合が動き出すには
時期尚早だと感じています。
理由１．今後普及していく電気自動車の仕組みがまだまだ変更になりそう。つまり、その車に合わせて充電設備も変化させなくてはならないため、今導入したものを、設置替え等しなければならない可能性がある。
理由２．まだまだ、電気自動車の利用台数が少なく、管理組合が行う施策として、優先順位が低いと思います。
理由３．充電設備の設置は無料でしてもらったが、その後、サービス会社が倒産した場合に、設置した設備のサービス会社を管理組合の負担なく代替できるのか。できない場合、管理組合負担で設置しなおしなど、金銭や作業負荷がかかってしまう恐れがある。
と、慎重な私は考えます。
まだまだ、EV情報は今後たくさん出てきますので、どんどん勉強して最適な方法を考えていきましょう！
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通常コラムとは別に、
不定期発信の雑感「休憩🍵・コラム」も、
ご覧いください～♬
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渋谷貴博（しぶや たかひろ）
マンションあんしんセンター（MAC）
https://mass.liblo.jp/
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