「倒産予備軍の話し」
建設業界で、倒産の恐れのある企業が、
約2万6,000社に上ることが帝国データバンクの調査でわかった、とのことです。
おどろきの報告ですねー
新型コロナウィルスの影響で、
売り上げが落ち込む一方、
資金繰りを賄うための、
銀行借り入れが、
膨らんでいる企業が多いようです。
さらに、
就業者の減少に伴う人出不足が、
そうした苦境に拍車をかけています。
帝国データバンクが
2,022年1月31日に発表した
建設業界動向調査によると、
2021年に倒産した企業では、
直近の売上高が前期から平均で約26%減少。
借入金などの有利子負債が
月商の何倍に当たるかを示す
有利子負債月商倍率は、平均で5.87倍に達していた。と
通常、この倍率が5倍を超えると、
有利子負債の返済が難しいといわれます。
倒産企業では、
売り上げの減少と、借り入れの増加で
経営が行き詰ったといえます。
そこで、帝国データバンクは、
建設業界で「減収26%以上」「有利子負債月商比率5.87倍以上」に
該当する企業を調べました。
その結果、
両方の要件を満たす「破綻リスク先」は、
約2万6,000社に上ることが判明しました。
これらから、私たち消費者は、
今後、新築工事、リフォーム・大規模修繕工事を
施工業者に発注する際には、
直近の決算書の確認をして、
「売り上げ減少」「借り入れの増加」を
チェックしましょう。
また、チェックの上、大丈夫と判断した施工業者でも
工事発注前に、「倒産、事故、施工ミス・瑕疵」などのリスク対策のために、
施工業者には、工事完成保証制度や、瑕疵保険、賠償責任保険などへの加入、申込をリクエストしましょう!
以上
午後発信の「休憩コラム」もご覧ください~♬
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渋谷貴博(しぶや たかひろ)
マンションあんしんセンター(MAC)
https://mass.liblo.jp/
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