こんにちは!事務所が渋谷の渋谷貴博です。
「瑕疵が発生しないために、設計事務所がある!」
「だから、うちの会社が設計監理している修繕工事には瑕疵保険は必要ない!」
と話していたのは、業界でも有名な設計事務所の代表です。
「そりゃあ、そうですよねえー」と、一瞬私も納得しかけたんですが、
なんかモヤモヤしちゃいまして。。。
設計監理方式=施工の瑕疵はゼロ ではないんじゃないかなと。
「瑕疵をゼロにするぞ!」と、
目的をたてて、設計監理業務をやられるのは正しいと思うのですが、
実際に工事をするのは工事会社ですし、施工ミス、不具合、不可抗力等によって
どうしても発生してしまう瑕疵事案はあるのではないでしょうか。
前職でも、
瑕疵は一定数、発生していましたし。
工事会社の規模には関係なく、
設計監理方式の工事でも瑕疵は発生していました。
大規模修繕工事は、個人宅のリフォーム工事じゃない!
前回のブログでもお話ししましたが、
私は、大規模修繕工事は、とても公共的な要素がある事業だと思っています。
設計事務所の主観だけで、管理組合が被る可能性がある損害(瑕疵含む)を軽減する保証制度への加入を、管理組合へ推奨しないことは、設計事務所の立場として、間違いではないでしょうか。
また、こういった大きな判断(工事会社は瑕疵保険へ加入をするorしない)を管理組合内で議論する場合は、
役員の決議によって決めた方がよいと思います。
また、その経緯や結果をしっかり議事録に残しておくことをお薦めいたします。
あとで、管理組合が損害を被った場合に
区分所有者から訴えられたり、説明を求められたりする可能性もありますから。
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渋谷貴博(しぶや たかひろ)
マンションあんしんセンター(MAC)
https://mass.liblo.jp/
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