午後の休憩コラム「建て替えは難しいから長寿命化！？」

「建て替えは難しいから長寿命化！？」

休憩コラムなので、ゆるーいお話しにしようと思ったのですが、

ふと思いついたことを書いてしまいましたーーー！

まず、マンションを建て替えすることは、とても難しいことです。

ご存知の方は多いと思います。

理由は主に3つあります。

１．建て替えに関し、住民合意を得ることが難しい

２．建て替えするお金がない（①等価交換の場合の不足金、②自ら建て替える場合の全額費用）

３．等価交換をするマンションデベロッパーが、事業協力してくれる好立地は少ない

それならばと、

今住んでいるマンションで、長く住み続けようーーー！（マンションの長寿命化）

そのために、適正な保全や大規模修繕工事を実施しようーーー！

これが、今のマンション管理業界の長期的な視点です。

もちろん、私もそう思います。

マンションは、鉄筋コンクリート造で、

コンクリートの躯体（主に構造部分）は、

築60～70年の間は耐久性があるとか、ある団体では100年間は持つ、と説明しています。

ですから、

築40～50年程度でマンションの建て替えをすることよりも、

もっと建物を上手に維持管理して、

長寿命化を進めて行くべきだと思っています。

●でも、みーんな避けている問題があります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

長寿命化しても、遠い将来、いつかは建物が住めない状態になる。

その時は、解体しなければなりません。

そして、自分たちが住む住居は、新築に建て替えるか、どこかに転居する必要があります。

それって、どうするのだろうか？　と、思ったのです。

上記のとおり、建て替えは将来も難しいでしょう。

解体して、違うところへ住み替える？お金はどこにあるの？

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

私も全く答えが見つかりません。

これらは、社会問題になるでしょうから、

国が救済措置を考えてくれるのではないか。というくらいしか。。。

みんな、その時がきたら考えよう、としているこのことを、今から考えておかないと、

「無責任な大人たち！」と、子供や若い世代から避難されてしまいます。。。
今、築30年のマンションは、少なくともあと30年～40年先。

場合によっては、70年もつかもしれませんから、遠い未来の話？

では、築40年、50年のマンションは、どうでしょう？

早くて、あと20年、あるいは、その前からこの問題が噴き出してしまうかもしれません。

確実にその時は、来るわけで。

確実に解体はしなければいけないわけで。

結論なし。。。