こんにちは!事務所が渋谷の渋谷貴博です。
今回は、センター紹介情報・第8回目です。
日鉄コミュニティは、私が以前勤務していた総合不動産会社・日鉄興和不動産のグループ会社です。主にマンションの管理業務を行う管理会社となります。
マンション大規模修繕工事 修繕周期の長期化
同社は、12月14日付報道関係者向けにプレスリリースを行い、マンション大規模修繕工事を長期化工事(工事サイクルを通常12年前後~18年前後へ延長)「リサージ18」を発表しました。
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https://www.ns-community.co.jp/ns/20211214_release.pdf
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詳細はプレスリリース文をご覧ください。
修繕周期の長期化は業界のテーマ
既に、このようにマンションの大規模修繕工事の周期を、12年前後→18年前後にするという取り組みは、一部のマンション管理会社や設計団体などではじまっています。
特にここ数年の動きは激しくなっています。
そこには、「管理組合の修繕積立金不足」という大きな課題があります。
一方で、マンション修繕業界の技術発展が進み、修繕積立金不足の対策もあり修繕周期の長期化が生み出されたというわけです。
防水材やシーリング材などの商材の耐久性が高くなっていることや、設計事務所や施工業者などの技術力が急速にレベルアップしており、大規模修繕工事やその後の建物維持管理を適正に行うことで、修繕周期を長期化することができるようになりました。
修繕周期を12年前後→18年前後に長期化することで、管理組合が支払う大規模修繕工事の費用の支払い時期も数年後ろにずらすことができます。さらに、その間に管理組合は修繕積立金の積み増しができるというものです。
今回の日鉄コミュニティのレサージ18の技術的なノウハウはプレスリリース文からは確認できませんが、マンション修繕業界の新しい潮流に各社が乗っていくということは、管理組合にとってメリットがあると感じています。
今後、マンション修繕業界は、管理組合のために修繕周期の長期化を適正に提供していけるか!?
修繕周期の長期化、修繕積立金不足の解消など聞こえの良いキーワードが並びますが、まだまだ課題は多いのが実態です。
詳細は、今後のコラムでお話ししたいと思います。
管理組合の皆さんは、安易に修繕周期の長期化を採用するのではなく、まずは大規模修繕工事の基本的な進め方をしっかり探求し、選択肢の一つとするくらいで進めて行けば良いのではないでしょうか。
修繕積立金不足の解消
目的は修繕周期の長期化ではなく、適正な建物維持管理と修繕積立金不足の解消であり、その他短い期間ごとに行う工事の管理組合の様々な負担の解消です。
修繕積立金不足がどのようにして起こってしまったのか、管理組合で根本原因を把握して、修繕周期の長期化以外に、一般的な改善策を模索しつくすこと。
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渋谷貴博(しぶや たかひろ)
MAC:マンションあんしんセンター
https://mass.liblo.jp/
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