こんにちは!事務所が渋谷の渋谷貴博です。
電気自動車(EV)は普及してるのか!?
日本のEV販売台数は0.88%!!!
2021年の日本のEV販売台数は21,000台にのぼります。
普通乗用車全体の販売台数が2,400,000台なので
そのうちのEVの割合は全体の約0.88%です。
想像したよりも少ない台数しか販売されておらず
ショックを受けた方も多いのではないでしょうか。
前回コラムのEV住設備などインフラが先か、
1台でも多くの人に乗ってもらうための販売が先か、普及の課題が見えてきますね。
伸長率は140%!!
販売台数の割合は0.88%ですが、
ここ最近の販売台数の伸長率は大きく上昇しています。
https://evdays.tepco.co.jp/entry/2021/09/28/000020
直近2022年1月~9月の販売台数は全体の1.55%と
伸びています。
半導体不足などの生産体制が順調になれば
EVの台数や普及率は加速していくと見られています。
海外の普及は?
アメリカは全体で約2.9%です。
その中でも環境問題の意識が高いカリフォルニア州では9.5%もの
普及率となっています。
ヨーロッパは?
EU全体の新車販売台数におけるEVのシェアは9.1%にのぼります。
これは、
①企業平均燃費規制が2020年1月から始まったこと
②コロナ禍でも購入補助金など優遇策が続けられたこと
③そしてEVのラインナップの拡充により、選択肢が増えたこと、
などが主な理由にあげられます。
ただし、EUの中でもEVのシェアは国によって大きく異なります。
オランダやスウェーデンはEVのシェアが19%を超える一方、
スペインやイタリアは2~4%にとどまっており
国によってまだまだ差があるといえる状況です。
なんと65%の普及率!
ちなみにEU加盟国ではないのですが、
EV普及率の最も進んでいる国のひとつとして有名なのがノルウェーです。
新車販売台数におけるEVの占める割合は65%に達しています。
ノルウェーは、①国策としてEV普及を強く後押ししていること、
②自動車メーカーが少なくガソリンからEVへの移行がしやすいこと、
③人口が少なく、国民の理解が得やすいこと、
などが主な理由のようです。
中国は?
中国のEV状況もお伝えします。
2021年の新車販売台数に占めるEV販売台数の割合は11%にのぼります。
また、2022年1月~9月の販売台数の割合は18.4%を占めるまでに
成長しています。
世界は急成長している!
日本にいると、EVはなかなか成長していないと思われがちですが、
世界では急激に成長しています。
日本も外国のように成長させるには、
・航続距離を長くすること300km以上の確保
・車種の増加(選択肢を増やす)
・購入しやすい車両価格
・販売促進の優遇制度
・EV充電設備の推進
・中古ガソリン車のリサイクル策の推進
そして何よりも、ノルウェーのように国民の理解を得ることが大切ではないでしょうか。
とはいえ、無い袖は振れないというのも、大きな問題です。
また、日本の若者の車離れという問題もあるなかで、
日本はどのようにEVの普及を拡大していくのか。
自動運転化や、モバイルカーの普及も含めて
今までの車の利用形態だけではなく
日常生活に必要な移動手段となる
自動車の開発も必要ではないでしょうか。
今まで、ワープロ→パソコン→ノートPCやIPADの普及や
公衆電話→ポケベル→携帯電話→スマホなど、
私たちの想像以上のスピードで普及が進みました。
便利、ローコスト、みんなが使う、が進むと
一気に利用数が拡大します。
あっという間に数年後には
EVシェアが圧倒的に伸びているかもしれませんね。
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
渋谷貴博(しぶや たかひろ)
(一社)マンションあんしんセンター
https://mass.liblo.jp/
マンション管理組合のお悩みは気軽にご相談を!
ーーーーーーーーーーーーーーー
ランキングに参加しています。下の「拍手する」をクリックしていただけると励みになります!
↓ ↓ ↓