こんにちは!事務所が渋谷の渋谷貴博です。
マンションみらい研究所の調査結果(8月1日)
マンション管理会社の大和ライフネクスト(株)が運営する
総合研究所「マンションみらい研究所」は、
「マンション修繕積立金の値上げ」に
関する調査結果を公表しました。
2500件を調査
管理を受託する管理組合の総会において、
2015年8月から2021年7月まで
「修繕積立金の値上げ」が議案とされたケース
1694組合(3316議案)のうち、
無作為に抽出した2500件を調査しました。
6類型に分類
修繕積立金の値上げ議案について、
議事録に「特に質疑応答はなく、
原案どおりに可決された」等の記載が
ある議案は483件(19%)
なんらかの質疑応答がある議案は2048件(81%)
値上げに対してネガティブな発言について
誰に向けられた質問や意見なのか、
どのような質問形式なのかについて分析し
以下の6類型に分類されました。
(1)代替案提案型(24%)
(2)自己主張型(5%)
(3)理事会批判型(7%)
(4)管理会社批判型(5%)
(5)売主批判型(2%)
(6)他者代弁型(2%)
上記各類型における特徴的な意見もまとめています。
(1)が、
「修繕積立金の値上げより、経費の圧縮のほうが先」
(2)が、
「段階増額の方法をさらに細分化して増額する方法を検討してほしい」
(3)が、
「理事会でどのような検討がされてきたのか情報が少ない」
「アンケート調査などきめ細やかな合意形成に向けての取り組みをしていない、決議は時期尚早」
(4)が、
「値上げをしなければいけない状況になったのは管理会社の提案不足。管理会社に賠償責任を追及し、管理業務委託費を減額して、その分を積立金に充当すべき」
といった発言があがっています。
詳細は以下のURL(マンションみらい研究所)をご覧ください。
↓ ↓ ↓
https://www.daiwalifenext.co.jp/miraikachiken/report/220714_report_01
以上
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住民が求めるものは共通している!
上記の「各類型における特徴的な意見」を
見てみると、私のマンションの総会で出た
参加住民から出た意見と似ています。
・十分な経費削減が行われているのか?
・それは、何をしたのか?具体的に説明してほしい
・様々な方法を検討してほしい、その比較検討の内容を教えてほしい
・理事会の活動内容がわかりずらい
・もっと理事会の活動内容を見える化してほしい
・問題化したのは管理会社がマンション管理の専門化として適正にチェック・報告を怠っていたのではないか
など、
どこのマンションでも
同じような意見がでるのですね~
理事会は「住民へ説明すること」を意識して活動しましょう!
管理組合理事会や管理会社は、
住民にわかりやすく、
納得されやすい活動や報告内容となるよう
進めることで、住民からの理解を得られやすい
ものとなるのだなー-と、
痛感させられました。
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渋谷貴博(しぶや たかひろ)
マンションあんしんセンター(MAC)
https://mass.liblo.jp/
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