「業界にオンライン化は進むのか!?」
コロナ前は、マンション管理業界では、管理組合向けのセミナー(会場での開催)が、全国至る所で開催されていました。
各マンションの理事さん達が、数十人も参加して、熱心に講師の話しを聞いている姿がとても懐かしく感じます。
また、管理組合団体やその他設計団体、施工業者の団体のイベントである、賀詞交歓会、総会、懇親会、忘年会など、会場に参加者が大勢集まって、挨拶や情報交換を行うイベントも、定期的に各地で開催されていました。
当時、住宅あんしん保証に勤務していた私は、大規模修繕工事瑕疵保険の普及のために、これらイベントにできるだけ参加していました。
また、イベント以外にも、営業先に訪問しました。
瑕疵保険は、できて10年程度の新しい制度であることから、なかなか理解をしていただくことが難しい商品なのです。
だから、できるだけ相手とお会いして、密接なコミュニケーションを図り、時間をかけて、わかるまで対話することが絶対的に必要でした。
しかし、コロナによって、人と会うことが制限され、様々な活動は、密接にできなくなりました。
オンライン化、テレワーク化が正解ではない!
この2年間で、世の中はテレワーク化が進みました。しかし、すべての仕事をテレワークにするわけにはいきません。
テレワークに向いている仕事として、以下の3つがあげられます。
1.その場に行かなくてもできる仕事
2.明確な成果物がある仕事
3.リアルなコミュニケーションが必要ない仕事
私の仕事の中でも、事務作業、社内会議、お客様からの電話・メール対応業務などは、テレワークで十分にできましたから、
今後も、こういった仕事は、テレワークやオンラインで行うほうが効率的だと思います。
一方で、3の「リアルなコミュニケーションが必要ない仕事」ではない仕事。
つまり、「リアルなコミュニケーションが必要な仕事」は、私の場合、上記のイベントや瑕疵保険の説明・打ち合わせ等として、一定割合あります。しかし、これらは、テレワークやオンラインでは代替できません。
また、マンション管理の業界は、お年をめした管理組合役員や、業界関係者も多く、まだまだアナログな業界といえます。
そういった人たちを相手にする場合、やはりリアルなコミュニケーションが必要となります。
今後、管理組合のサポートをする、私たち業界関係者には、それぞれのメリット・デメリットを見極め、オンラインとリアルの使い分けをいかに効果的に行なっていくかが求められます!!
「効率化」「コロナ感染対策」だと、すべてをオンライン化すると逆効果になるえる、ということです。
管理組合活動が、今まで以上に円滑に進められるために!
以上
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渋谷貴博(しぶや たかひろ)
MAC:マンションあんしんセンター
https://mass.liblo.jp/
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