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マンションの機械式駐車場の解体・撤去が一気に進む勢いです。
撤去後の鋼製平面化を専業とする剛力建設(本社東京)の昨年12月~2月の受注数は昨年対比で242%と好調に。
ここ5年間で約7900件もの解体・見積もり依頼もあるそう。
平置きに比べ、使い勝手の悪い機械式駐車場の「空き」は急増しており、老朽化とともに保全費用も高額となることから、「赤字化」する管理組合も多いとのこと。機械式駐車場問題は放置できない社会問題となっています。
マンションブームや付置義務条例を背景に、機械式駐車場の設置数は210万台を超えています。一方、少子高齢化や若者の車離れで駐車場は余剰化しています。
機械の老朽化も進み、寿命めどとされる25年を超える数が、10年後の2031年には170万台に迫り、全体の8割を超すことに。
機械式駐車場は、設置15年を超すあたりから、保全のための修繕費が急増し、金食い虫になるといわれています。
今、悩める管理組合の62.7%が機械式駐車場の撤去を検討しています。(剛力建設が自社データから計算)
機械式駐車場の形式にもよりますが、撤去後にピットと呼ばれるコンクリートの地下空間が残るケースがあり、これを「埋め戻し」する従来の方法は様々なネックがあり、推奨されなくなってきています。
代わって主流になっているのが、「鋼製平面化工法」です。
剛力建設の「スマートデッキ」は、日本製鉄の世界最高峰の高耐食性鋼材をはじめ国内大手製鉄メーカー製のみを使用。
自社工場で製造加工したものを各現場に直送、自社施工チームが一切溶接を使用せずボルトのみで据え付けする。製工一貫体制が特徴になっています。
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機械式駐車場は管理組合の大事な資産ですが、中には「空き」が多くなり、点検や修繕をやめ、地上階のみ使用している管理組合もあります。
機械式駐車場問題の解決は、管理組合自らが必要な情報をえることから始めてはいかがでしょう。剛力建設や、その他情報を集め、比較検討を進める中で、最適な方向性が見えてくるはずです!
※本コラムの内容はマンション管理新聞(2022年2月25日発行)記事を抜粋したものです。(管理組合の皆様におかれましては、マンション関連情報満載のマンション管理新聞の購読をお薦めします。)
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渋谷貴博(しぶや たかひろ)
MAC:マンションあんしんセンター
https://mass.liblo.jp/
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