※マンション管理新聞社の記事から抜粋トピックスをお伝えします。(よろしければ、管理組合で同新聞を購読されることをお薦めいたします。)
修繕積立金の預け入れ先、普通預金が7割弱
管理会社の大和ライフネクストの「マンションみらい価値研究所」が昨年9月に公表した調査結果で、こんな実態が明らかになりました。
修繕積立金の運用先として預入金額が最も多かったのは「普通預金」で、67.1%。全体の7割弱に及びました。
普通預金のうち、80.2%が無利息の「決済用普通預金」でした。全預入金額の5割以上が収まっていることになります。
「決済用普通預金」は、金融機関が破綻しての預金確保制度で全額が保護される特徴があります。
運用先の2位は、「マンションすまい・る債」で21.3%。
3位は「定期預金」が10.0%と続きますが、いずれも2018年と比べ、数字を落としています。
「マンションすまい・る債」は微減ですが、「定期預金」は10%近く減少しました。
理由について同研究所は、「利率の低下」を挙げています。
2009年ごろには0.5%以上あった定期預金の利率は、2021年8月末時点で大手都銀が販売する10年満期の定期預金では年利0.002%と低い状況でした。
「100万円預け入れて年利0.002%で計算すると利息は20円となり、これでは運用のメリットはほぼない状況」と分析。
全体の0.2%が運用とされる「その他証券」では、「利付国債」が金融割合で86%以上を占めました。
いずれにしても、超低金利の時代、管理組合の大切なお金の運用は非常に難しい状況になっていることを示しています。
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渋谷貴博(しぶや たかひろ)
マンションあんしんセンター(MAC)
https://mass.liblo.jp/
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