連休明けコラム「探しています、はウソ！」

お仕事だった人、子供の面倒で大変だった人、遊びに行った人　etc、お疲れモードではないでしょうか？

ということで、ゆるーいコラムに致します。

「このマンション限定で探している方がいらっしゃいます！」（by〇〇不動産仲介〇〇店）

と、チラシがポストに入っていたり、郵送で個人あてに手紙が届きます。でも、これは８～9割はウソです。

※まれに、1～2割は本当のケースがあります。

〇駅近で、周辺のマンションと比べて優良なマンションと言われ、なかなか売り出し物件が出ない。人気で、価格がどんどん値上がりしているタワマンや高級マンションなど。

〇周辺や地域の中で、希少性の高いマンションの場合は、本当に「このマンションだったら購入して住んでみたい！」という購入検討者がいる場合はあります。

でも、あなたが住んでいるマンションは、そこまで希少性は高いでしょうか？

ほとんどが「物上げ（ぶつあげ）」活動
不動産仲介業者にとって、「物（ぶつ）」つまり、「売り物件」は喉から手が出るくらい探しているのです。そう！「本当にあなたのマンションを探しているのは、不動産仲介業者」なんです。

彼らは、世の中に隠れている「売りたい人」を見つけ出すために、「物上げ活動」を行います。

「このマンション限定で探している方がいらっしゃいます！」と、エサをまいて売却マンションを掘り起こして、売り物件にするのです。

そこらじゅうのマンションに、チラシをポスト投函したり、法務局でマンション全住戸の所有者を調べて、ダイレクトメール（個人へ郵送物）を送る活動。これがとても重要！！！

不動産仲介業者の仕事の6～8割を占めるとも言えます！

そして、
「売り物件」をエサにして、世の中に隠れている「購入者」を釣り上げて、売買契約を成立させ成功報酬の仲介手数料（売買価格×3％+6万円・消費税別）を獲得したいのです！

「売り物件」さえあれば、
①住宅ポータルサイトに掲載し、②新聞の折り込みチラシに掲載し、③同業者どおしで情報共有し、

こうやって、何物件か「売り物件というエサ」まき活動をルーティンで続けていると、「内見させてほしい」という、購入検討者や同業者から問い合わせがあり、見学をさせているうちに、売買が成約するのです。

★だから、ご注意を！！！
安易に、不動産仲介業者に連絡して、「このチラシに書いてある探している方を紹介してください」とエサに食いつかないようにーーー！

注意！悪質な不動産業者は、ダミーのお客を連れてきて、「購入検討したけど駄目でした。でも、他にもいますから、まずはうちの会社に売却のご依頼をお願いします～」と、

売り出し物件にされちゃいますよ！
そして、上手に買いたたかれて、想像より安く売らされてしまう・・・とほほ