こんにちは！渋谷貴博です。
マンション管理組合の皆さん、10日の大雪対策を早めに進めましょう！
2月10日（木）南岸低気圧で、東京都心は雪。関東甲信越は大雪のおそれも！
関東では、2月10日木曜、都心など平野部でも雪の可能性が出てきました！関東甲信越でも大雪になることが考えられるそうです。2月11日金曜も、影響が長引くおそれがあります。
今シーズンの雪といえば、1月6日の大雪が記憶に新しいと思います。この日は、東京都心で最深積雪10㎝を観測しました。この時と同じ気圧配置が、10日木曜に予想されています。
今回の特徴
「降水域のかかる時間が長い」ことです。
10日木曜は、ほぼ1日傘の出番で、気温が低い内陸部を中心に、降り出しから雪になるようです。
場合によっては、雪が降る時間が長くなる恐れもあるそうです。
マンションにおける雪の影響
マンションでは、天候の影響は受けることが少ないです。でも、雪の場合、以外に危険が一杯です
１．すべる
降りはじめでも、マンション敷地内やエントランス、共用廊下、通路などが滑りやすくなります。特に金属製・大理石調の床部分は濡れるだけで滑りやすくなります。
都心部の雪は、北国と違いべちゃべちゃになることが多いです。雨の時よりも滑りやすいので要注意です。
●滑りやすい場所には、注意表示や浸入禁止テープを設置して通行禁止エリア扱いにする。
●水分の除去作業を早いうちにしっかり行っておく。そのための作業道具も準備しておく
２．ライフラインに影響も
凍結その他により、水道、電気、ガスなどライフラインが止まってしまうこともあります。また、交通網のマヒにより、スーパーなどに物資が供給しずらくなる可能性もあるため、災害時と同様に、住民のために、水や食べ物、寒さ対策となる防災用品の準備をしておきましょう。
３．積雪
大雪になると、雪が積もり、通行障害や、凍って滑りやすくなります。マンションエントランス前、共用廊下、各住戸バルコニー、駐車場、マンション周辺道路等は、適切に除雪作業を行いましょう。
最後に
マンション管理組合の責務とは
1月26日のコラムで、【仙台のマンションで、積雪後、マンション敷地内の凍結した駐車場で、転倒してケガをした住民が、「雪かきをしなかった管理組合に責任がある」と、管理組合を相手に損害賠償を求めて訴訟していた件】を掲載しました。
この訴訟における判決内容から、私は管理組合は、以下についての責務があるのではないかと感じました。
１．積雪があった場合、マンションの共用部分や敷地内において、住民がスムーズに移動（徒歩、自転車・バイク、自動車）や利用ができるように配慮する必要があるのではないか。
２．マンションの共用部分や敷地内において、住民の安全に配慮する一定の義務を負うのではないか。
仙台の例では、「住民の転倒防止のための安全配慮があり、事故の起きやすい時間や気温、危険を減らす歩き方などを周知する義務を怠った」と結論付けられました、
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渋谷貴博（しぶや たかひろ）
マンションあんしん推進センター（MASS）
https://mass.liblo.jp/
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