こんにちは!事務所が渋谷の渋谷貴博です。
なんのためのコミュニティ活動なの?
先週、当センターがサポートしているマンションで
コミュニティ委員会が開催されたので
参加させていただきました。
千葉県の郊外に所在し、
総戸数400戸規模の大型マンションです。
コミュニティ活動はなんのため?
そのコミュニティ委員会では
主に、年数回のイベントを開催することが
目的になっています。
過去にも、
クリスマスイベント、お正月餅つき大会、
ひな祭り、鯉のぼり、七夕まつりetc…
とても熱心に活動しておられます。
でも、住民すべてが参加するわけではなく、
理事会や自治会を中心に一部の住民が
参加するのみで、多くの住民には
今一つひびいていない様子です。。。
そこで思ったのが、
・コミュニティ活動の最終目標とは何だろう?
でした。
・みんなが仲良くなること?
・毎年イベントを開催すること?
・人が集まればいいの?
なんか違う・・・
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マンション標準管理規約第32条より(一部省略)
管理組合は建物並びにその敷地及び付属施設の管理のために、次の業務を行う。
一.敷地及び共用部分等の保安、保全、保守、清掃、消毒及びごみ処理
二.組合管理部分の修繕
三.長期修繕計画の作成、管理等
四.建て替え等の合意形成・・・
五.適正化法第103条第1項に定める、宅地建物取引業者から交付を受けた設計図書の管理
六.修繕等の履歴情報の整理及び管理等
七.共用部分等に係る火災保険、地震保険その他の損害保険に関する業務
八.区分所有者が管理する専用使用部分について管理組合が行うことが適当であると認められる管理行為
九.敷地及び共用部分等の変更及び運営
十.修繕積立金の運用
十一.官公暑、町内会等との渉外業務
十二.マンション及び周辺の風紀、秩序及び安全の維持、防災並びに居住環境の維持及び向上に関する業務
十三.広報及び連絡業務
十四.管理組合の消滅時における残余財産の清算
十五.その他建物並びにその敷地及び付属施設の管理に関する業務
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無理して仲良くする必要はない
管理組合は、上記の標準管理規約第32条の業務を行う、
とあります。
マンションに住むということは
この業務を管理組合が円滑に行うこと
区分所有者は、そのために
管理組合理事活動に協力したり、
総会決議に積極的に参加して意思表示をしたり、
日常生活では共用部分を適正に使用する、
毎月管理費・修繕積立金等をきちんと納入する。などなど
と、住民が「協力意識」をもって生活することが最も大切なこと
だと思います。
そのためにコミュニティ活動が
あるのです。
もちろん
コミュニティ活動によって、
住民どおしが仲良くできるなら最高ですが、
第32条の業務が比較的円滑に行なえて
いるのであれば、無理して仲良くする必要は
ないのではないでしょうか。
コミュニティ活動を行う最終目的は、
仲良くなることではなく
「第32条の業務を適正に行うことができるように、住民の協力意識を高めること」だと私は思います。
「自分たちのマンションをみんなで大切に守っていこう!」と
気持ちを一つにすること。(考え方は異なってもかまいません。)
最終的には、この「大義」を住民に認識してもらうために、コミュニティ活動を進めましょう!
決してイベントありきではありません。
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渋谷貴博(しぶや たかひろ)
マンションあんしんセンター(MAC)
https://mass.liblo.jp/
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