こんにちは!事務所が渋谷の渋谷貴博です。
「100均が危ない!」
ガソリンだけでなく、
今年の春から、食品その他の商品や、
食料品などの価格が値上げが始まりましたーー!
コロナ禍での原材料の高騰、人手不足も影響しています。
そこに、ウクライナ侵攻の影響が加わり、
さらに値上げが止まらない状況です。
先日、NHKクロ現の放送で、
低価格で高いクオリティを誇る「100均が危ない」とのこと。
上記の理由だけでなく、生産元の中国が日本の100均では、利益が少なく、従業員が生活できないと。(つまり、日本の100均で販売する100円という価格から、日本の100均事業者の利益を差し引いた原価を、日本の事業者が中国の生産元に支払います。その中から、中国の生産元は、従業員の給与を支払わなければならない。)
今では、中国の生産元は、利益を拡大するために、日本以外の国に商品を輸出しており、
それらの国では、日本が100円で販売するのに比べ、200円~300円で販売しているとのこと。
当然その差額は、生産元の中国の利益となり、従業員の給料も上がることに。
そうなると、中国の生産元は、日本の100均事業者に対し、原価の値上げまたは商品のコスト削減を求めてきます。
つまり、日本では、①100均商品が200均や300均へと値上がりする、または、②100均のままでも、商品の品質が下がっていく。(※注意:クロ現で放送していた取材内容であり、すべての100均事業者がこのような状況だと説明しているものではありません。)
どちらも、厳しい選択にならざるを得ない・・・
かといって、
「販売価格も値上げできない」「品質は落とせない」となると、交渉決裂で、「売る商品を作る生産元がない」というピンチの状況に。
100均に限らず、今後同じような事情により、世の中の「価格」は値上がりしていくと思われます。
そういった中で、日本人は、価格への意識が諸外国よりも強いらしく、
「少しでも安く買いたい」意識が高く、「少しでも値上げしたら、もう買わない」という国民性だとも。
しかしこれは、経済のしくみを壊してしまうものでもあるとのこと。
①消費者が安く買う
↓
②事業者には低い売上・利益になる
↓
③従業員の給与は上がらない
↓
④従業員のやる気が減少
・転職者の増加→業界の働き手不足
↓
⑤価格の値上げ又は品質ダウンで消費者は困る
これは、どこの業界でも同じことが言えます。
今回の値上げの動きは、国民(消費者・事業者両方)にとって、「日本経済見直し」の良い機会かもしれません。※もちろん値上げは嫌ですが、これは止められません。
価格とコスト(商品の品質やサービスの質)の適正なバランス=事業者と消費者の適正なバランス→経済が安定する。
※日本で生産すれば、という意見もありますが、結果的に日本の生産元も、日本国内より高く買い上げてくれる外国があれば、輸出することになるわけです。
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渋谷貴博(しぶや たかひろ)
マンションあんしんセンター(MAC)
https://mass.liblo.jp/
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