「マンション管理組合の小学校」はお休みで~す!
代わりに、参考情報をお伝えします~♬
「空き駐車場。タワマンの収益改善!」
※今回もマンション管理新聞の記事情報を抜粋しています。(ご興味のある方は、是非同新聞をご購読ください。PS:当センターは同新聞紹介に関し、手数料や利益を得るものではありません。)
この2、3年、タワマンでのサブリース事業が増えてきたようです。
駐車場サブリース事業を主力とするアズーム(本社東京)には、「空き」駐車場で悩むマンション管理組合などからの問い合わせが年々増えているとのこと。
「空き」により、駐車場使用料が減少し、定期保守料や修繕費などが割高となり、赤字会計になっているところも少なくないようです。
その中でも、最近は、タワマン管理組合からの相談が急増しているとのこと。
「空き」駐車場のサブリース事業で実績増
アズームは、マンションの「空き」駐車場を管理組合から借り上げて、管理組合に対し、一定の駐車場使用料支払いを保証するサブリース事業会社では、実績トップクラスです。
2022年1月末現在で、550管理組合3900台の実績を誇っています。この1年間で前年比、約2割、93管理組合513台増加と大幅に実績が伸びています。
同社によれば、ここ最近では、タワマンの実績が増えており、例えば、東京都中央区のタワマン600区画中45台がサブリースとなっています。
神奈川県横浜市のタワマンでは、848区画のうち、最初は40台をサブリースし、その後「空き」が増え続け、現在は98台をサブリースしているとのこと。
いずれのタワマンも「サブリースのおかげで、駐車場会計の赤字を大幅に黒字へ転換することができている」として好評のようです。
昨今の駐車場事情
タワマンに限らず、昨今、マンションの駐車場の「空き」問題は管理組合の大きな悩みです。
駅近立地のタワマンでは、コンシェルジュサービスの手配によるタクシー利用が多く、他にもカーシェアやレンタカー、電車利用と、車を手放す住民が増加しています。
どの立地でもある問題ですが、特に駅に近い便の良いタワマンは、せっかく新築マンション建設時に機械式タワー駐車場など、高級車・大型車用にも対応できるように、十分な駐車設備を設置したものの、
若者の車離れ、車を所有しない利用の仕組み、駅近や他の利便性の良さ、高齢者は免許返納の動き。さらに、タワマンの駐車場の課題は駐車場使用料が一般駐車場に比べ高いことです。
これらにより、想像以上にタワマンの「空き」駐車場化は進んでいます。
一方で、主要駅の近くに車を駐車したい、一般の利用者には、タワマン駐車場のニーズは高いのです。
一時的になら、できるだけ駅に近くい好立地に駐車したい。また、高級車になればなるほど、青空駐車場や一般車両が使用する駐車場ではなく、タワマン駐車場のような建物内の駐車場を利用したい。というニーズにぴったり!
逆に、郊外型マンションの「空き」駐車場の問題は、一般の利用者への貸し出しが難航するため、サブリース化も事業者側で慎重にならざるを得ないとのこと。(別の事業者)
・郊外型の場合は、まず機械式駐車場の場合の平面化で、維持費を低廉化すること。マンション周辺の住民への貸し出しも検討するなど。サブリースの前に、管理組合で動いて、できることをしてみるのも一つとのこと。(別の事業者)
いずれにしても、マンションは、常に時代に合わせた最適化を求められます。そうしないと、様々な収入の減少、マンション設備の維持メンテナンス費用の増加など、マンション全体が過疎化に進む危険性があります。
一戸建てとは違う、運営面の難しさがマンションにはあります。
以上
午後は、休日コラムをお楽しみください~♬
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渋谷貴博(しぶや たかひろ)
マンションあんしんセンター(MAC)
https://mass.liblo.jp/
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