今後の住宅問題の一つ「空き家」⑥

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こんにちは!渋谷貴博です。

マンションの「空き家」の増加、悪化を防ぎつつ、「快適なマンション生活」をみんなで演出しませんか?

郊外の大規模団地群

マンションの特性を活かそう!
マンションは戸建のように古くなったら住めないのかといえば、そんなことはありません。

マンションの耐用年数=コンクリートの耐用年数と、考えても良いという専門家の考えもあります。そう考えると、マンションは、適切な維持・管理を施すことによって、100年はもつと言えるのではないでしょうか。

リノベーション工事中

築40年以上のマンションも、共用部分の外壁・屋上防水工事や、設備改修、改良工事(耐震化含む)を行い、専有部分は内装リフォームを行うことで、購入希望者や賃貸入居希望者からの需要は高まります。

「建物の快適性プラス子供から高齢者までが安心して暮らせる立体的な住宅街」それがマンションです。

・「おはよう、こんばんわ」のある穏やかな関係
・清掃がゆきとどいていて気持ちがいい
・緑が多く、自然を感じる空間
・防犯、防災が行き届いている安心感
・何か困ったことがあれば、誰かがサポートしてくれる「ゆるーくつながっている関係」
・マンション内や周辺地域の仲間やサークル、活動があって、楽しみが一つ増える地域
etc

住む人は高齢者だけでなく、学生~単身者、子育て世帯など、多様な入居者構成となり、新築時とは異なる、「築40年以上のマンションの小さなコミュニティー」にしていくことで、「それぞれの建物&生活の魅力化」ができるのではないでしょうか。

「資産価値維持向上」と言われ続けていますが、高級マンション以外の一般的な住まいには、この「それぞれの建物&生活の魅力化」が問われているのではないでしょうか。

高級住宅地やタワマン、駅近、築浅とかは、関係ありません。

安全が確保されていて、うっすらと人のぬくもりを感じることができて、その地域になんらかの魅力が見つけられれば、価値はあるのではないか。いや、小さな価値を見つけ、大きく育てて行けばよいのではないでしょうか!

リノベ内装お洒落

こうやって、一つの住戸の空き家対策を行うことに固執するのではなく、マンション全体、周辺地域としてとらえることで、結果として空き家対策にもつながるのではないでしょうか。都市以外のどこにでも、魅力はあるはず!!

~こういったことは、戸建と違う、「区分所有者どおしが仲間になりやすい・行動を起こしやすい」マンションの大きな特性なのです。やはりここでも、自助・共助の関係が魅力とできるのがマンションなのです~

高齢者と子供たちの生活

昔、江戸時代にあった長屋の人間関係が、今ではマンションという形に変えて、引き継いでいけるのではないでしょうか。

それを実現するのは、私たち一人ひとりの意識の切り替えだと、私は期待しています。

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渋谷貴博(しぶや たかひろ)
マンションあんしんセンター(MAC)
https://mass.liblo.jp/
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