2018年設立の「ユアスタンド」という会社です!
↓ ↓ ↓
マンションなどでの普通充電器を導入・運営をサポートするベンチャー企業です。同社が提供するのは、充電設備の運用に関わるサービスです。
EV車を所有する居住者は、あらかじめ専用のスマホアプリで、充電器を利用する時間を予約します。アプリ上で利用料の決済もできます。
充電サービスの利用料は、設備導入コストや電力会社に支払う電気代を勘案して、1時間あたりの料金を管理組合が決めることができます。
3キロワット出力の充電器で1時間当たり100円前後、6キロワット出力で1時間当たり180円前後に設定されることが多いそうです。
収入のうち9割は管理組合に入り、残り1割をユアスタンドが運用代行手数料として徴収する仕組みのようです。
実際に充電設備を使用する居住者が支払うサービス料で初期投資を回収する設計で、こうすることによって、マンションの全住民の理解を得やすくしているようです。
※掲載写真は参考写真です。ユアスタンドの商品・サービスとは関係ではありません。
このサービスを運営しているユアスタンドの浦社長は「マンション暮らしのEV車の所有者にとって、どこで充電するかは非常に悩ましい問題です。自宅マンションで基礎充電ができさえれば、わざわざ出先で充電ステーションを探さずに済む。」と話しています。
確かに、すでにEV車を所有している人にとっては、とても大きな悩みなのでしょう。
そして、それは今ガソリン車を所有している人にも、世の中にガソリン車<EV車と数が増加するにつれて、必ずやってくる悩みとなるのです。
時期尚早で見送られるケース
ユアスタンドの浦社長によると「最近マンションの管理組合からの問い合わせが大幅に増えているが、実際に導入に向けて話が進む案件はまだ限られています。」とのこと。
一番多いのは、管理組合で検討課題に上がった後、住民たちの話し合いで、「まだEV車の所有者が少ないので、時期尚早」と見送られるケースだそう。
EV車の所有者は自宅マンションでの充電できる環境を切実に求める一方で、EV車を持たない住民からの理解を得ることはなかなか難しいようです。
経産省の2017年度の調査では、国内のEV車の所有者の9割は戸建住民で、マンション住民はわずか1割に過ぎなかった。という結果に
卵が先か、ニワトリが先か!
私のマンションでも、検討を開始し始めました。
私もいずれは、EV車に買い替えるつもりです。でも、今自分のマンションで全戸分の充電器を設置するのは、やはり時期尚早かなと感じます。数台分あれば、いいかなーという感じで。
EV充電器のことも何にも知らないし。将来は導入コストが低廉化するんじゃないかとか考えてしまうし。
一方で、漠然とした疑問がふつふつとわいてきます。
●導入費用は管理組合のお金からだすのか、EV車の所有者の負担に区分けするのか。
●同様に維持管理費用は誰の負担にするか。
●修繕費用や撤去・交換のことはどうなるのか、などなど。今の修繕積立金が不足しているというのに、さらにこの問題も加わってくるとは・・・
いっそのこと、EV車に充電するのではなく、昔の携帯のように、「取り外し可能な充電式の電池」にしてはどうでしょう。
充電式の電池を開発して、電池を取り外して、自宅のコンセントで充電できて、持ち運びや、必要に応じてコンビニとかで電池購入が簡単にできるようにする。そのほうが、駐車場に充電設備を設置したり、電気スタンドを全国に普及させるより、ECOな気がするのは私だけでしょうか。
まだまだ、始まったばかりのEV充電器の話しですが、EV車の普及とともに、あっという間にマンション設置についても迫られる時が来ると思います。
不動産広告でも、マンション販売図面には、EV車充電器設置(あり・なし)などの記載が追加されるのでしょう。っていうか、もうあるんですかね!?
ーーーーーーーーーーーーーーー
渋谷貴博(しぶや たかひろ)
マンションあんしん推進センター(MASS)
https://mass.liblo.jp/
マンション管理組合のお悩みは気軽にご相談を!
ーーーーーーーーーーーーーーー
ランキングに参加しています。下の「拍手する」をクリックしていただけると励みになります!
↓ ↓ ↓